ホーム胚移植
胚移植|ART女性クリニック

胚移植 (ET)

 胚移植とは、受精・発育した胚を子宮の中に戻すことです。採卵から2〜3日後、又は5日後に移植します。細いカテーテルを子宮の中に挿入して胚を戻します。  子宮に戻す胚の数は、受精卵の数にもよりますが、1個もしくは2個移植しています。ただし、34歳以下の患者様に対しては、学会の規定に基づき、多胎妊娠を防止するためにも、胚移植する数は1個に限定させていただいております。

胚移植

 私達は、胚移植は体外受精の治療の最後の工程なので、非常に重要であると考えております。胚移植を行う前に、卵を作る為に毎日を注射し、採卵し、培養して、やっと育ててきた胚を扱うのですから、リレーに例えますとアンカーです。 妊娠が成立するかどうかは、ここで勝負が決まるのですから、期待を一身に受けて、大変責任は重大です。 一般に胚移植は膀胱に尿をためて、経腹超音波検査下(お腹の上に器具を当てて)で行うことが多いのですが、当院では開院当初から経膣超音波検査下で行っております。 妊娠する為には、胚を子宮内膜のどの場所に置くかが非常に重要です。私達は、その最適な場所は子宮底から5〜10mmの場所に置くのが最も有効であると考えております。 経腹超音波では胚移植カテーテルの位置、子宮内膜の状態を的確に捉えることは、なかなか困難です。一方、経膣超音波では、ほとんどの場合、より正確な位置を捉えることが出来ます。

ET 経膣超音波下でピンポイント法
 ほとんどの方は、予測した場所(子宮底から5〜10mm)に移植しております。
ET困難例
 子宮頚管の角度が通常より曲がっている等の理由により、通常の方法では移植が難しい場合、事前に子宮頚管拡張術を行うこともあります。
新鮮胚移植
 通常は、採卵後2〜3、5日目に行います。
凍結融解胚移植 (cryo-ET)
 一度の排卵でグレードの高い受精卵が多く出来た場合や、採卵後に卵巣過剰刺激症候群になられたり、子宮内膜が十分な厚さになられなかった場合、 移植しなかった胚をマイナス196度の液体窒素タンクで凍結保存しておきます。次の月経周期以降の、自然周期又はホルモン周期に凍結しておいた胚を融解して、移植します。 通常は、排卵に至るまでの準備期間(検査・注射等)が患者様にとって負担になることが多いのですが、凍結保存しておいた胚の移植は、排卵日前後の数日のみの通院で済みます。
胚盤胞移植
 卵子の細胞質は透明体と呼ばれる卵の殻のようなものに覆われていますが、この透明体の中から細胞質のみが外に脱出して、子宮の中に着床します。
 胚盤胞は、細胞質の状態が着床時期の状態で、それが透明体の中に覆われているという状況なので、着床する確率が高いと言われています。
ただし、全ての胚が胚盤胞になるわけではないので、排卵した卵子が1つも胚盤胞まで成長しなかった場合、胚移植が出来なくなってしまうというデメリットもございます。